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計測自動制御学会 第23回創発システム・シンポジウム「創発夏の学校」平成29年9月8日(金)〜9月10日(日)

チュートリアル講演・ワークショップ

創発夏の学校では,講義を聞くだけではなく実際に手を動かし,創発を体験するワークショップを実施いたします.本年度は下記4件のテーマについて,気鋭の講師をお招きして開催いたします.各ワークショップには事前準備と当日持参するものがあります.下記に従って各自準備して下さい.

ファイルのダウンロードと注意【必ずお読み下さい】

  • 本ページでファイルをダウンロードするにはパスワード(PW)が必要です.パスワードは参加登録して頂いた方々に連絡を差し上げております.参加登録していながらそのような連絡がない場合は,右記実行委員長までご連絡下さい.
  • 本ページでダウンロードできるファイルは,第23回創発システム・シンポジウムの参加者に対して教育目的のためだけに用意されたものです.それ以外での使用,2次配布はおやめ下さい.また,事前の通告なくファイルの変更,追加,削除をいたしますのでご了承下さい.

ワークショップ参加者一覧

参加申込時の希望に基づいてワークショップの班分けをしました.少なくとも第2希望までが適うように班分けしてあります.
ダウンロード(要PW)

ワークショップ一覧

WS1 表面筋電図を用いたヒトへの運動教示システムの設計 face
安 h 氏(東京大学)
近年運動に関する関心が高まっている.効果的なトレーニングやリハビリテーション手法を開発するためには,ヒトの運動メカニズムを理解し,望ましい運動を教示することが重要である.本ワークショップでは表面筋電図などの生体情報を計測し,使用者の運動に応じて外部刺激を与えるバイオフィードバックを考案し,システム構築および評価を行う.
【参加者の方へ】参加に当たっての予習と準備
1. 参加者に当日持参して貰うもの
  1. PC: データ解析用
    MatlabやPython,RなどをインストールしたPCをご準備ください.
2.参加者に事前に用意して貰うもの(事前勉強も含む)
  1. 可能であれば,MatlabかPythonかRをインストールしておいてください.PCがなくても,各グループに1台のPCは貸与いたします.
  2. 可能であれば,短パンや半袖シャツのように表面筋電計を計測しやすい服装を準備してください.
3. 当日の進め方の案
  1. ガイダンス
  2. グループ分け
  3. 筋電センサの扱い方説明
  4. 実験考案
  5. データ解析
  6. 発表資料準備
4. その他
特になし

WS2 自分の運動学習能力を測ってみよう face
瀧山 健 氏(東京農工大学)
練習を重ねて自転車に乗れるようなる過程、スポーツ・楽器演奏が熟達していく過程、脳卒中発症後などにリハビリテーションを通じて身体が動かせるようになっていく過程、これらは"身体運動学習”の一例です。身体運動学習は我々の日常生活において非常に身近な脳機能の一つです。
 本ワークショップでは、1. 実際に皆さんの身体運動学習能力を計測していただき、2. データを解析して自らの身体運動学習の定量化を行い、3. 実際に実験を考えてもらい、データ取得・解析を行っていただく予定です。特に、我々が開発したタブレット端末を傾けるだけで運動学習能力を計測するアプリ(POrtable Motor leanirng LABoratory [PoMLab], Takiyama & Shinya, 2016, PLoS One)を利用して、皆さんの身体運動学習能力を計測します。
【参加者の方へ】参加に当たっての予習と準備
1. 参加者に当日持参して貰うもの
  1. ノートPC
  2. 発表用ソフトウェア(Power Pointなど)
  3. (所有していれば)Androidタブレット端末(8インチ以上のものが望ましい)
2.参加者に事前に用意して貰うもの(事前勉強も含む)
  1. MATLABをノートPCにインストールしておいてください(お試し版は無料で利用できるはずです)。
  2. 8インチ以上のAndroidタブレット端末を持参する方は、PoMLabのインストール
    事前勉強用の資料: チュートリアル講演の予稿
    ダウンロード(要PW)
3. 当日の進め方の案
  1. WSについての説明
  2. グループ分け
  3. 自らの実験データの取得
  4. データ解析
  5. 新たな実験の提案と可能であればデータ取得・解析
  6. 発表資料の作成、発表
4. その他
なし

WS3 新規性の発生則と成長則:Yule-Simon過程を用いた分析 face
橋本 康弘 氏(東京大学)
単語のシーケンスを考えてみましょう。本を読み進むイメージです。すると、知っている単語や知らない単語が次々と現れていきます。どんどん読み進めると、知っている単語の出現回数は伸びていきますが、それでも時折一度も見たことがない単語が現れるでしょう。これは生態系の種の出現に少し似ています。新しい属(種の一つ上の概念)を構成する種が次々と生まれ、属のバリエーションと属が含む種の数が増えていく過程は、単語の種類とその出現回数が増えていくことの粗いアナロジーです。過去から現在までに摂った食事のメニューは?届いたメールの送り主は?使った駅は?視聴したアーティストは?これらも同じく、新しい何かの発生と、その再生産のシーケンスと見ることができます。これらの現象は2つの問いを含んでいます。新規性はどのように生まれるのか?その再生産にはどのような選択圧が働いているのか?このストレートで単純な問いに対して、ミニマムに近いモデルを提供するのがYule-Simon過程と呼ばれる古典的な確率過程です。本ワークショップでは、Yule-Simon過程について学び、ハンズオンのデータ分析で理解を深めてもらいます。その上で、one more thingを一緒に考えていければと思います。
 【参加者の方へ】参加に当たっての予習と準備
1. 参加者に当日持参して貰うもの
  1. 筆記用具:あれば便利でしょう。
  2. PC:データ分析や結果のシェアに使います。
  3. 分析のためのソフトウェア:文字列の数をカウントするプログラムを書いて動かせる環境。結果をグラフ等で表示するためのソフトウェア。
  4. データ:シーケンスデータ。「概要」を参考に、各自の興味に応じたデータを持参してください。例えば、メールアドレスのシーケンスであれば、過去に送信したメールの宛先を送信順に並べたもの、自分が書いた文章の単語のシーケンスであれば、分かち書きしたトークンを時系列順に並べたものなどです。数十のオーダーでは分析の俎上に乗りにくいので、数百〜数千、あるいはそれ以上のデータ量が好ましいです。ただし、データが手元で用意できない方のために、こちらで何らかのデータを準備します。あるいはグループワークも考えています。
2.参加者に事前に用意して貰うもの(事前勉強も含む)
  1. 下記URLにYule-Simon過程の概要が記してあります:
    Yule過程とSimon過程
    重箱の隅的な話も混じっているので、読みやすいところだけ読んで雰囲気をつかんでいただけると、当日のレクチャーが分かりやすくなると思います。
3. 当日の進め方の案
  1. ガイダンス
  2. Yule-Simon過程に関するチュートリアル
  3. 持ち寄ったデータのレビュー・グループ分け
  4. データ分析
  5. 分析結果の発表
  6. 全体議論
4. その他
なし

WS4 サービスロボットとデザイン思考 face
久保田 直行 氏(首都大学東京)
近年,深層学習などを用いた高度知能化が進むにつれ,様々なサービスロボットが開発されつつあります.そのような流れの中で,オープンイノベーションやオープンインキュベーションに基づく新しいサービスロボットの設計,開発への期待が高まっています.本ワークショップでは,情報支援を対象としたサービスロボットを開発するためのデザイン思考やシステム思考について学び,ペルソナ・シナリオ分析などの要求分析から仕様の策定,ブランディングを行った上で,サービスロボットの具体的なコミュニケーションコンテンツの事例を考えていただきます.例えば,ブランドイメージとロボット名,ロボットの発話の展開のさせ方は深く関係します.最後に,作成したコミュニケーションコンテンツを用いたロボットの実験を行い,サービスロボットのコミュニケーションのカタチについて検討します.「しこう」は,思考,試行,指向など色々な漢字があります.アイデアの創発にむけて,一緒に「しこう」しましょう.
 【参加者の方へ】参加に当たっての予習と準備
1. 参加者に当日持参して貰うもの
  1. 筆記用具,ポストイット:要求分析用
  2. PC:情報収集用,コミュニケーションコンテンツ作成用
2.参加者に事前に用意して貰うもの(事前勉強も含む)
  1. 情報支援を対象としたサービスロボットが必要とされるような事例や社会的問題を考えてください.
  2. サービスロボットを販売するオリジナルの会社名を考えてください(できれば).
3. 当日の進め方の案
  1. ガイダンス
  2. グループ分け
  3. ワークショップ
    ・ペルソナ・シナリオ分析(60分程度)
    ・仕様策定(30-60分程度)
    ・ブランディング(30-60分程度)
  4. コミュニケーションコンテンツの作成と実験(60-90分程度)
  5. 考察,発表資料の作成(60分程度)
4. その他
特になし

バナースペース

CFP

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お問い合わせ

実行委員長 青井 伸也
shinya_aoi_at_kuaero.kyoto-u.ac.jp
※_at_を@に置き換えて下さい.